西村幸祐トークライブwith長谷川三千子”戦後体制は、どう克服されるのか”~長谷川三千子著『神やぶれたまはず』を巡って~


西村幸祐トークライブwith長谷川三千子
“戦後体制は、どう克服されるのか”
~長谷川三千子著『神やぶれたまはず』を巡って~
ゲスト・長谷川三千子(哲学者・埼玉大学名誉教授)
001.jpg多くの方にこのような硬派なテーマのトークライブに詰めかけて戴き、感謝しています。
長谷川三千子先生の『神やぶれたまはず』から、戦後体制を克服する新しい切り口が見つかったと思っています。日本人の精神史をどれだけ多くの日本人が共有できるか、そしてそれは単なる時間軸の歴史ではない、時空を超えた心の連なりであることをお話ししたつもりです。
冒頭にお聴き戴いた昭和15年発表の信時潔の「海道東征」、昭和18年10月21日の神宮外苑競技場の出陣学徒壮行会での「海ゆかば」の大合唱、そして昭和20年8月15日正午の「玉音放送」。それらは、当時、紛れもなく存在した歴史の実在です。
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日本人の精神史をたどることが、それらの過去の実在を現在の僕たちがどう共有できるのか、どう連関性を持てるのかというテーマにもなります。
今日、長谷川先生とお話しをして、中断してる断続連載の「情報の考古学―精神史への試み」を再開しなければという想いを強くしました。
多くの方のご参加、改めてお礼を申し上げます。
そして、何よりも僕の提案を快く受け入れて下さった長谷川三千子先生に改めてお礼を申し上げます。
(西村幸祐)
協力/JazzBarサムライ(東京・新宿)


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