国会に日本が戻ってきた。このような国会審議を目にすることができた国民は幸せと言えるだろう。


文/西村幸祐
平成25年(2013)2月12日 衆議院予算委員会集中審議。
北朝鮮が三回目の核実験を行った、正にその時、石原慎太郎衆議院議員が18年ぶりに国会質疑を行った。
内容は、憲法、靖国から始まり、北朝鮮の核実験を受けて安全保障問題、そして外交から、科学技術、財政問題まで多岐に亘った。時折、哲学的な命題を交えながらの広範な質問だった。
中でも白眉は、核兵器シュミレーションの検討を提案した後の日本の先端科学技術を利用する宇宙兵器の提案だった。
しかし、メディアはいっさい、これらの審議を黙殺した。日本のメディアは何がビッグイシューなのか判断もできないほど知的レベルが低下しているか、意図的に日本の根本問題に触れる質疑内容を国民の耳に入れないように画策したかのどちらかである。
答弁した安倍総理、麻生副総理、岸田外務大臣、小野寺防衛大臣も、石原氏の知力と気力に圧倒されながらも真摯に対応した。
再度書く。このような国会審議を目にすることができた国民は幸せと言えるだろう。国会に日本が戻ってきた。


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