WGIPの一次資料を開示した関野通夫氏との対話
話題の書としてベストセラーになっている『日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦』(自由社ブックレット)の著者である、関野通夫氏と対談を行った。
日本の敗戦後、日本は米軍による占領が6年8カ月続き、米国の世界戦略に組込まれた戦後体制が用意された。その占領体制は憲法に見るもなく、占領が解かれれて主権を回復した後も63年間継続している。
明治維新後、日本は欧米が植民地化したアジアで、欧米列強から独立を自立をしなければならなかった。その状況下で、「独立自尊」というマニフェストを掲げた福澤諭吉は、今から130年前に「脱亜論」という社説を時事新報に掲載した。そんな日清戦争前の当時の日本と現在の日本は非常に地政学的に似た状況に置かれている。
関野氏との対話は、米国の日本占領の隠された武器であった「ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム」(WGIP・戦争罪悪感宣伝計画)を読み解きながら、拙著『21世紀の脱亜論』を透視しようという新しい試みである。
関野氏は東大工学部卒の生粋の理系人間で本田技研に就職後、フランス、イランに赴任し、ホンダ米国系法人代表執行役員を歴任、退職後は近現代史の研究のかたわら、新しい歴史教科書をつくる会の支援者として活躍している。
『21世紀の「脱亜論」』(祥伝社新書)
kohyu-nishimura.com/21seiki-no-datsuaron.html
『日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦』
www.amazon.co.jp/dp/491523780X/
●関野通夫氏プロフィール
昭和14年鎌倉生まれ。昭和39年東京大学工学部航空学科卒業、本田技研工業株式会社に入社。工場勤務後、フランス5年半(技術部長)、イラン2年(合弁会社の本田代表者)、アメリカ9年(ホンダ関連企業現地法人執行副社長、社長)と海外に駐在。その他、東アジア、ブラジルの海外生産活動の責任者を歴任。退職後は実務翻訳に従事するかたわら、近現代史の研究に取り組み、「新しい教科書教科書をつくる会」の支援者としても活躍中。
収録協力:JAZZ BAR サムライ (東京新宿)